ダイエット関連のテレビや本にはたびたび新陳代謝という言葉が出てきます。
新陳代謝が良ければ体に余分な脂肪も付きにくくなり、お肌も瑞々しいものに変わっていきます。
ですが、新陳代謝を上げるために具体的にどうしたわ良いかわからない…そんな方もいらっしゃるかと思います。
結論からいうと筋肉を鍛えていけば、新陳代謝は向上していきます。
そこでこの記事では、新陳代謝を上げるために鍛えるべき筋肉をご紹介します。
新陳代謝を上げるためには?どの筋肉を鍛えたら良いか紹介します!
筋肉と新陳代謝ってどんな関係があるの?
新陳代謝とは生命を維持するのに必要な活動で、大きく分けて3つに分類されます。
・運動代謝
・DIT(食事誘発性熱産生)
新陳代謝のうち、基礎代謝が7割、運動代謝が2割、DITが1割を占めます。
このうち、筋肉がかかわっているのが基礎代謝・運動代謝になります。
基礎代謝
何もせずじっとしていても生命活動を維持するために消費するエネルギー量を指します。
基礎代謝のうち、27%が肝臓、19%が脳、18%が筋肉で占めます。
さらに、筋肉はもともとの基礎代謝量が大きうえ、肝臓や脳と違い容量を増やすことができます。
そのため、筋肉を増やすことでさらなる基礎代謝の向上が期待できます。
運動代謝
運動した際に消費するエネルギー量のことを指します。
エネルギーは運動によって筋肉で消費されるため、筋肉が増えればそれだけ消費量も増えます。
また筋肉が増えれば大きな運動負荷にも耐えられるため、さらに運動代謝は向上します。
このように、基礎代謝・運動代謝とも筋肉が増えることで向上することが望めます。
どんな筋肉を鍛えたら良いの?
基礎代謝・運動代謝には筋肉が重要であることはわかっていただけたかと思います。
ではどんな筋肉を鍛えていけば良いのでしょうか?
重要なことは以下2点です。
・使う頻度が高いこと
エネルギーは筋肉で消費されます。
車のエンジンが大きいとガソリンの消費量が大きいように、筋肉でも大きさによってエネルギーの消費量が変わってきます。
また、よく使う筋肉とそうでない筋肉とでは当然よく使う筋肉のほうがエネルギーの消費量は大きくなります。
では、よく使う筋肉とはどんな筋肉でしょうか?
答えはカラダを支えてくれる筋肉です。
人間は二足歩行で常に重力にさらされ、崩れないように無意識のうちに力を出しています。
つまり、重力がかかっているだけで筋肉を使っているということです。
そのため、重力に負けないように身体を支える筋肉が良く使う筋肉といえます。
その中で、比較的大きな筋肉を鍛えていけば新陳代謝も良くなるでしょう。
スタイルの良いモデルさんも、体を支える筋肉を鍛えて良い姿勢を維持することでやせやすい体づくりを頑張っています。
新陳代謝向上のために鍛える筋肉をご紹介!
▼インナーマッスル
インナーマッスルは身体を支えてくれる筋肉の代表格で、また大きな筋肉です。
この筋肉を鍛えることで他の筋肉の働きの向上も期待できるため、新陳代謝向上にはうってつけといえます。
▼大殿筋
大殿筋はお尻の筋肉ですが、胸腰筋膜・腸脛靭帯という体と太ももの支えに重要な組織の中間点となる筋肉です。
そのため、この筋肉が弱くなると独特の姿勢の崩れが見られます。
その状態では筋肉の働きが悪くなり、新陳代謝も低下しますのでこの筋肉を鍛えていくことは重要といえます。
▼大腿四頭筋
膝を伸ばす大きな筋肉です。
この筋肉が弱くなると膝折れという現象が見られ、姿勢保持ができなくなります。
重力に負けないためにはとても重要な筋肉です。
▼下腿三頭筋
ふくらはぎの筋肉です。
この筋肉が足首でバランスをとることで人は重心をコントロールし、姿勢を保持できます。
この筋肉が働かないとバランスがとりにくくなり、結果として重力に負けてしまうことになります。
これらの筋肉を鍛えていく必要があります。
鍛え方は様々です。
スライドボードやストレッチボードなどを使うとより効果的です。
エクササイズの仕方については関連記事をご参照ください。
まとめ
・新陳代謝と筋肉の関係
・鍛えていくべき筋肉
以上2点をご紹介しました。
筋肉をつければ新陳代謝は上がります。
言葉にするのは簡単ですが、筋肉をつけることはそれなりの努力が必要です。
しかし、裏を返せばトレーニングした分必ず結果はついてきます。
無理のない範囲で筋肉をつけるように頑張ってください。