汗の臭いって様々で、今までいろんな臭いを経験されていると思います。
中には臭いと思う人や、逆にすごく汗をかいているのに無臭な人も…
その違いって何かご存知ですか?
今回の記事では汗腺からその違いを解説していきたいと思います。
臭う汗と臭わない汗の違いって何?汗腺について解説します!
どうして汗って臭うの?
多くの方が勘違いされていますが、汗は本来ほぼ無臭です。
しかし、事実汗のニオイがする人は存在します。
それはなぜなのでしょうか?
多くの場合、汗そのものではなく汗によって発生した菌によって臭いが発生しています。
特にわきの下や耳の後ろは汗のにおいが発生しやすい部位です。
理由としては以下2点が挙げられます。
・普段手入れが行き届きにくく、皮脂によって金が発生しやすい
これらの理由によって臭いが発生しやすいと言われています。
また、これらの部位のみ汗の種類が違うこともわかっています。
汗にも種類があるの?
汗が出てくる部位を汗腺を言います。
汗腺には種類があり、それぞれ違いがあります。
以下、汗腺について解説していきます。
▼エクリン汗腺
エクリン汗腺は体中のほとんどの部位に存在します。
このエクリン汗腺から出る汗は体温の上昇に伴って出てくる汗で、能動汗腺とも言われています。
そのため、体温調整においては非常に重要な汗腺になります。
このエクリン汗腺から出てくる汗の特徴は以下3点です
・色:無色透明
・成分:ほとんどが水分
これらの特徴から、このエクリン汗腺から出てくる汗はほとんどニオイの原因にはなりません。
▼アポクリン汗腺
こちらのアポクリン汗腺はほとんどがわきの下に存在します。
その他、外耳道や乳首、下腹部に存在し、人種や個人によって量はさまざまです。
このアポクリン汗腺は毛穴と一致した場所に存在し、肉眼で確認できるほど体表に近く、大きな存在です。
特徴としては以下3点です。
色:白色
成分:塩分や脂肪・アンモニアを含む
このように、アポクリン汗腺から出てくる汗には少しながらニオイがあり、体臭の原因となります。
ではなぜアポクリン汗腺から出てくる汗にはニオイがあるのでしょうか?
エクリン汗腺から出てくる汗は体温調整のために出てくることは上述した通りです。
一方で、アポクリン汗腺から出てくる汗はフェロモンの役割を果たすと言われています。
そのため、鼻に近いわきの下に多くのアポクリン汗腺が存在していると考えられています。
それに加えて、アポクリン汗腺は毛穴と直結しています。
そのため上述したニオイの原因となる菌が発生しやすい環境にあります。
菌が発生することで元々のわずかなニオイが増幅されてしまい、強烈なニオイとなってしまいます。
汗のニオイをなくすためにはどうしたら良いの?
ニオイの原因となるのはアポクリン汗腺から出てくるものということはわかっていただけたと思います。
これからその対処法をご紹介します。
▼ニオイの対処法①清潔な環境を保つ
アポクリン汗腺から出てくる汗そのものはほとんどニオイはありません。 重要なことは菌が発生することでニオイが発生するということです。 裏を返せば、菌が発生しなければ臭わないということです。 そのため、アポクリン汗腺が存在するわきの下や耳をしっかりとお風呂で掃除しましょう。 多いのが泡で洗った後、泡が流しきれていないことです。 洗い残された泡も菌の温床となりますので、しっかりと洗い流しましょう。
▼ニオイの対処法②普段から汗をかくようにする
アポクリン汗腺の成分には塩分や脂肪・アンモニアが含まれます。 これらの成分は菌の温床になりますし、成分そのものがニオイの原因となります。 これらの成分は普段汗をかかない人ほど濃くなります。 普段から汗をかく習慣があれば、汗が流れることで排出される成分も薄まるため、ニオイも発生しにくくなります。 アポクリン汗腺から出てくる汗はじわじわと体温を上げることでしか出てきません。 そのため有酸素運動や半身浴でゆっくりと体温を上げることで汗をかきましょう。 またサウナスーツを着て運動することも有効な方法です。
まとめ
・汗のニオイの原因
・汗腺と汗の種類
・汗のニオイの対処方法
以上3点を解説させていただきました。
汗のニオイは原因がわかれば十分に対処することが可能です。
この記事を参考にしていただき、汗のニオイ対策をしてください。